derby's blog

旅行とか買い物とか。

白馬山荘をあきらめて下山

栂池から白馬大池までの登り坂

http://derby.hatenablog.com/entry/2016/09/25/105049

一眠りすると体力は復活。外を見ると真っ白で、すぐ近くの白馬大池すらみえません。寝てる間にガスが出たようです。天気予報どおりですが、やっぱり残念。それから外に出てみましたが寝る前には見えていた船越の頭方面もなんも見えません。

 そのまま17:00から夕飯。白馬大池山荘の夕飯はわりとシンプルでカレーライスにハンバーグがドン!と乗ったやつ。おいしいのですが、横尾山荘とか涸沢ヒュッテとかに比べると品数は少ないですね。あと生ビールありませんので缶ビールです。

 夕飯も食べ終わるとそのまま食堂で漫画読書大会です。山小屋お得意の「岳」は当然あるんですが、鈴木みき「私の場合は山でした!」を読んでみました。なんていうか、おもしろかったです。山が好きな理由を文字にしてくれてる感じ、楽しいです。その他「ジパング」「俺の空」あたりを読み漁りました。

 ここのトイレは山荘内にもありますが、テント客用に外にもあるんですね。昼に確認した感じでは外の方が木製でキレイだったので行ってみました。ライトなしで。そしたら真っ暗です。しかし昼に来たときに記憶を頼りにそのまま突き進みました。詳細は省きますがなんとかなるものですね。快適に過ごせました。トイレから出るとポツポツきてます。これは明日もまずいかなと思いつつ20:30くらいには就寝です。

 翌朝は5:30から朝食なので5:00には起きました。山小屋の場合、朝食前に出かける人もいるので物音やら前日早く寝すぎやらで自然と起きることが多いです。起きた瞬間に雨音には気づいてました。雨が屋根を打つんですね。

 外を見ると小雨って感じではなくわりと本格的に降ってます。風は少ないです。眺望はなし。このまま白馬山荘を目指せば通常であれば4時間かからず到着するようです。しかし行ったことがないのでその道程がわかりません。歩きやすい道なら雨でも進めますが、地図には岩場もあると書いてある。もちろん標高差もあります。ここを頑張って登って明日天気がよくなる可能性があるならいいですが天気予報によれば明日も雨。さらに悪くなりそうです。

 白馬山荘は日本最大の収容人数1000人以上、レストランも豪華ということでぜひ行きたかったですが、この天気で無理するよりはまたの機会に譲り、下山して白馬駅周辺を散策してもよいのではないかと考えるようになりました。あとひとつ登るのをやめる根拠となったのは、登ったとして明日の帰りの電車の時刻が14:37白馬駅発であることでした。白馬山荘から栂池高原までは通常6時間程度かかるそうです。栂池から白馬まではバスで30分ですが、余裕を持って行動するためには朝6時台には白馬山荘を出発する予定になります。天気がここまで悪くなければそんなに無理のある行程ではないですが、この雨では帰りの岩場は慎重にならざるをえない。そう考えると今日下山しておこうと思えました。

 決断して7:00には白馬大池山荘を出発しました。上下レインスーツです。岩場は滑るので慎重に進みますが、水たまりが小池のようになっていて靴がつかるような状態でした。天狗原を通過すると道が川になってました。一部は川を通り越して滝。かつて常念小屋に登ったときは沢の隣を登る爽やかな道のりでしたが、今日は激流の川を中を下る羽目になりました。いやこれまじでやばいっしょ!

 半分笑いながらもなんとか進み栂池自然公園に9:30くらいに到着しました。誰もいませんでしたが栂池山荘の食堂で雨宿りさせてもらいました。なんと親切なことにストーブをつけていただいたのでレインスーツの下にまで浸透した雨を乾かすことができました。さるぼぼ?のアイス食べてコーヒー飲んで、かなり休まりました。

 そこで今日の宿、白馬ハイランドホテルを予約。ここは雑誌で露天風呂が紹介されてていつか行きたかったホテルです。一部屋空いてるということで当日予約できました。

 その後ゴンドラで栂池高原まで降りてバスで白馬駅まで戻りました。白馬ハイランドホテルの露天風呂はよかったですがやはりガスで山は見えず。

 そういう感じで初めての白馬登山は雨で撤退となりました。これは来年チャレンジしないといけないと思ってます。